東急車輛製以外の台車

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現在、東急電鉄の車両はすべて東急車輛製の台車を履いていますが、吊り掛け時代は日本車輌や川崎造船所などの台車も存在しました。また、譲渡車では台車を履き替えた例も存在します。現在では少数派になった、元・東急電車が履く東急車輛製以外の台車を紹介します。

  1. FS-342型
  2. DT-21型、TR-64型
  3. FS-097型
形式製造初年最多履数使用車両備考
FS-342動力1962年5両北陸鉄道7000系最多履数は北陸7000系の数で、西武や上信は含まない
DT-21T, TR-64, DT-21B付属?5両最多履数は北陸7000系の数で、国鉄・JR等は含まない
FS-097付属1978年1両伊予鉄道旧サハ500形サハ502のみ、消滅

FS-342型

FS-342動力台車

写真拡大北陸鉄道モハ7102

北陸鉄道石川線へ譲渡された旧7000系は、600V降圧化に際し床下機器や主幹制御器などが一新され、台車も交換されています。

電動車が履くFS-342型は、いわゆる新性能国電に広く使われていたDT-21型台車を元に、住友金属が西武鉄道向け(後に上信電鉄も)に製作したもので、構造はDT-21の量産タイプと同じです。

DT-21型、TR-64型

DT-21T, TR-64, DT-21B付属台車

写真拡大北陸鉄道クハ7112

旧7000系は全電動車方式でしたが、北陸鉄道譲渡車のうち加賀一の宮方の先頭車は制御車とされ、台車はDT-21系・TR-64系に換装されました。

石川線電車で使われているのはDT-21T型、TR-64型、DT-21B型の3種であり、DT-21Tは電装準備が成されている形式、TR-64は当初から制御車・付随車専用として作られた形式、DT-21Bは国鉄401系、421系電車等向けに一部設計変更された形式となってます。

FS-097型

FS-097付属台車

写真拡大伊予鉄道サハ502

伊予鉄道へ譲渡された旧サハ3350形のうち、サハ502は昭和50年代に電気指令ブレーキ化などのほかに台車換装が行われました。対応するM台車はこれより2年前の1976年に製造されたFS-397型(写真)で、ともに伊予鉄道300形、500形のために制作された台車です。ダイレクトマウント式空気ばね、ペデスタル軸ばね、ボルスタアンカーなど、当時の東急電車の台車(TS-800系)と機能的に共通した部分が多いです。

営業運転から撤退した後も、固定編成を組んでいたデハ303、デハ304ともに長らく古町車庫で姿を留めていましたが、2008年に解体され現存しません。

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