CA-105 型 放送装置
更新
譲渡車両が活躍する国内の鉄道では、豊橋鉄道以外の各社線で自動放送が導入されています。一昔前まで、これらはエンドレステープによるものが主流でしたが、最近では音声合成装置に変わられつつあり、テープ式が残るのは水間鉄道と熊本電気鉄道の2社のみとなっています。
CA-105型放送装置
熊本電気鉄道と水間鉄道の車両に残るクラリオン製のCA-105型放送装置。水間鉄道のテープ式搭載車7000系は、現在では基本的に営業運転に就くことはなく、実質これが稼働している譲渡車両は熊本電気鉄道モハ5100形のみとなっています。
水間鉄道7000系
水間鉄道では2006年より7000系のリニューアル工事が行われ、放送装置も更新されましたが、デハ7003、デハ7103の2両が未改造で残っています。
デハ7003は2007年にデハ7052(現在のデハ1007)との客ドア交換が成され、東急時代に室内更新工事を受けた車両でありながら、Hゴム支持窓の側引戸を持つアンバランスな形態となっています。