秩父市内にある秩父鉄道デハ2004の廃車体

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秩父鉄道2000系の廃車体については、寄居町の荒川脇に置かれている2両を4年前に紹介しましたが、秩父市内にもう1両が現存しています。なかなか行く機会がなかったのですが、先日やっと見てきました。

廃車体がある場所は秩父市中心街から県道11号線を定峰峠へ向かい、「八坂神社」交差点を左に曲がって少し進んだところです。

西武秩父駅から西武観光バス(www.seibukankoubus.co.jp)の定峰線(定峰、定峰峠入口行き)、または三沢線(皆野駅行き)に乗って「木戸原」下車です。

建設会社の敷地内に置かれているため近づいて観察することはできませんが、廃車体の存在自体は交通量もそこそこある道路から確認することができます。

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写真1:秩父鉄道デハ2004廃車体。
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写真2:別角度から。運転台のある正面はほとんど見えない。
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写真3:横瀬川の対岸から。前尾灯ケースや青帯が確認できる。
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写真4:道路脇から視認することができる。

車番を推測する

車体の車番プレートは取り外されており、車内には残っている可能性がありますが外から伺うことはできず、直接車番を確認することは不可能です。

ただし、チラッと確認できる前尾灯ケースはFRP製に見えました。これは東急(旧)7000系のうち最終増備の10次車にしかない特徴のため、秩父鉄道に譲渡された7000系のうち唯一10次車だったデハ2004と推測できます。

また、寄居町の廃車体記事でも紹介した「とらえもん鉄道管理局」の秩父鉄道のページ(web.archive.org)に掲載されている、皆野町の資材置き場に置かれていた頃の写真と比較しても、廃車体3両のうちデハ2004のみ急行灯や側窓が現役時代の状態を保っていることから、とくに矛盾はなく間違いはないかと思います。

ベンチレーターや客引戸は皆野町にあった時には撤去されていたようですが、こちらで活用されるにあたり再度取り付けたのでしょう。なので、取り外し可能なパーツは他車で使われていたものになっている可能性はあります。