D-2-N型 空気圧縮機

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旧3000系とも呼ばれたライトグリーンの旧性能車グループは、保留車も含め1994年までに引退しましたが、車両譲渡先のほか、一部部品が流用されています。世田谷線旧型車の窓下前照灯や旧7000系北陸鉄道譲渡車の主幹制御器は有名な話ですが、残念ながら両者ともみられなくなってしまいました。

一方、旧5000系の熊本電気鉄道譲渡にあたり流用されたDN型空気圧縮機は現役で稼働しています。

  1. D-2-N型空気圧縮機
  2. 熊本電気鉄道モハ5100形
  3. モハ510号車のCP
  4. 北熊本車庫のD-2-N

D-2-N型空気圧縮機

熊本電鉄に譲渡された旧5000系は、現地の架線電圧に合わせた降圧化改造が成され、CPやMGが交換されています。CPはD-2-Nと呼ばれる、DN型のものが取り付けられました。これは旧デハ3450形などの一部に搭載されていたもので、目蒲線や東横線が架線電圧600Vだった車両新製当時、将来の1500V化を見越して複電圧対応として作られたものです。

写真拡大D-2-N (熊本電気鉄道モハ5102A)

熊本電気鉄道モハ5100形

熊本電鉄モハ5100形は両運転台化された2両が残存し、上熊本~北熊本間で運用されています。両車はオリジナルの正面顔の向きが異なり、当然のことながら床下機器の取付方も逆向きとなっています。

写真拡大熊本電気鉄道モハ5102A

モハ510号車のCP

“現役”ではないですが、電車とバスの博物館に保存されているモハ510号(復元車)にも D-2-N が積まれており、間近で観察することができます。なお、博物館が高津にあった時は、これとは別に機器単体の室内展示もありました。

写真拡大モハ510のCP(真横から)
写真拡大モハ510のCP(斜めから)

写真に2つの軸が写っていますが、右側がモータ軸、左側がクランク軸です。現役末期(デハ3450形時代)とは取り付け向きが90度異なっており、モータ軸が枕木方向に配されています。

北熊本車庫のD-2-N

熊本電鉄北熊本車庫の片隅に埃を被った2機の D-2-N が積み重ねられています。予備品でしょうか、思わずヨダレの出る光景です。

写真拡大北熊本車庫に置かれているD-2-N

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