TS-800系台車(消滅した台車)

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TS-800系台車のうち、東急電鉄から消滅したタイプを紹介します。

  1. TS-802型
  2. TS-815型
形式製造初年最多履数使用車両備考
TS-802動力1967年30両旧7200系
TS-807動力1969年77両旧8000系(1~5次車)※この台車は現役品のページに掲載
TS-815B付属1980年9両8090系(12~13次車)TS-815E型へ改造
※この台車は現役品のページに掲載
TS-815F付属1990年52両旧8000系(1~5次車)TS-708型淘汰用

TS-802型

TS-802動力台車

写真拡大デヤ7200(2次車)上り方山側
写真拡大デヤ7290(2次車)上り方山側

1967年に登場した7200系は、電動車の台車にTS-800系が採用されました。軸箱支持は前々年に新製されたサハ3250形のTS-322型と同じくペデスタル軸ばね式で、防振ゴムを組み合わせています。側梁は枕ばねのある中央部が下がる形で弓形に湾曲しており、この形態は後のTS-1000系にも踏襲されています。また、基礎ブレーキ装置は片押式踏面ブレーキです。

写真1枚目は初期に製造されたタイプで、側梁は水平方向に溶接痕があります。1968年より、側梁が一枚板で周囲に縁取りのある形状となりました(写真2枚目)。

写真2枚目の架線検測車デヤ7290は1991年にクハ7500形から電装化改造された車であり、台車はボルスタアンカの位置が他車よりも低く、また形式はTS-802Aとなっていました。

デヤ7200, 7290の引退に伴い東急からは消滅し、現在では上田電鉄、豊橋鉄道の譲渡先、および十和田観光電鉄七百駅跡の保管車で見ることができます。

TS-815型

TS-815F付属台車

写真拡大クハ8018(2次車)下り方山側

クハ8000形(1~5次車)は登場以来パイオニア台車を履いていましたが、1990年から順次このTS-815F型へ取り替えられました。なお、パイオニア台車時代と同じく、一部車両には軌条塗油器が設けられていました。

廃車の進行により東急電鉄からは消滅しましたが、伊豆急行などの車両譲渡先のほか、2006年からは豊橋鉄道ク2800形(元東急クハ7500形)のTS-708型台車履替えに抜てきされ、8両分が「TS-815T」として使用されています。

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