『[後編]永遠の物語』上映版とパッケージ版の比較
更新
2012年10月に公開された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[後編]永遠の物語』の劇場上映版と Blu-ray / DVD 版の映像の違いをまとめました。
Chapter 1
- 0′37″ 〜 2′13″
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画面手前の曲線を描いた柵は、上映版では黒色のみで表現されていたが、パッケージ版では白も混じって円筒形であることが表現され、立体的に見えるようになった。
なお、前編の同じシーン(2h3′41″〜)では上映版の柵はボケていたが、後編のこのシーンでは柵にもピントが合っている状態である。
- 2′7″
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宙に浮かぶさやかのグリーフシードは、上映版では4人掛けベンチの中央に浮いていたが、少し右にずれた。(前編2h05′09″と同じ変化)
Chapter 2(オープニング)
- 4′27″
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まどかのワンピースの肩紐の形状は、上映版ではしわの入ったようなものに見えたが、フリルの形に修正。(前編3′21″と同じ変化)
- 4′28″
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ほむらのワンピースの肩紐とリボンの形状が変更、胸元にフリルが追加。(前編3′23″と同じ変化)
- 4′35″
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ウェディングまどかの髪の描き分けが細かくなり、ドレスに影が付いた。
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KEY ANIMATION NOTE extra 始まりの物語 永遠の物語 p.37 の宮本幸裕監督のコメントによると、
このまどかはアルティメットまどかではなく、ウエディングドレスという設定
とのこと。
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KEY ANIMATION NOTE extra 始まりの物語 永遠の物語 p.37 の宮本幸裕監督のコメントによると、
Chapter 4
- 12′46″
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まどかの部屋の椅子の配置が変更。
- 14′13″
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チョコレート菓子のパッケージの商品名が
Rokcy
からRocky
に修正(※13′26″ にも同パッケージが描かれているが、そちらは未修正)。
Chapter 5
- 14′55″
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日光のゴーストが変更。パッケージ版では杏子の上半身にかかるようになった。
- 15′7″
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上映版では小川の水面のカットに切り替わった時点で、その水面に駆けるまどかが写り込んでいたが、パッケージ版では1秒ほど経ってから写り込むようになった。
流れる葉の質感や動きが変更。
- 17′13″
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杏子の犬歯の表現が一つになった。
Chapter 6
- 18′53″
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杏子が工事現場の仕切りドアを蹴破るSEが変更。上映版は普通にドアが破壊される音だったが、パッケージ版ではTVシリーズと同じように、ドアに掛けられた鍵の鎖が壊れる金属音も入った。
- 19′14″
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杏子のソウルジェムの上に、円形の五線譜模様が浮かび上がるようになった(杏子のセリフ
魔力のパターンが昨日と一緒だ
に対応して追加されたものと思われる)。 - 23′45″
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画面中央に流れる回想映像はフィルムコマのようになっているが、パッケージ版は下から上に向かって動くようになった。
- 25′42″
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ほむら、まどか作画修正。ほむらが俯くタイミングが遅くなった。
- 26′46″
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杏子とオクタヴィアの奥に並ぶ巨大な槍が少し小さくなった。
- TV CM ではオクタヴィアに光が当たっているが、上映版では逆光になっている。上映版とパッケージ版の違いは奥に並ぶ槍の大きさのみ。
Chapter 8
- 30′36″
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上映版ではカットが切り替わった直後、まどか、さやか、仁美の3人が1秒ほど静止していたが、パッケージ版ではすぐ動き出すようになった。
- 33′22″
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廊下の奥の窓枠の高さが変更。
- 36′16″
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ほむら作画修正。上映版では穏やかな笑顔をしていたが、パッケージ版では不安そうな表情になった。
紅茶カップや急須の作画修正。
- 36′18″
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マミ作画修正。上映版ではまどかの方を向いたときに口角が上がっていたが、パッケージ版ではニヤけ具合が低減した。
まどかとさやかの紅茶カップの把手の向きが逆転(右手で持つ向きへ変更)。その他、急須や皿などの作画修正。
なお、1h30m09sの回想カットはパッケージ版も未修正である。
Chapter 15
- 1h 2′46″
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部屋の左側にあるパーティションが変更された。上映版は青い板状だったが、パッケージ版では茶色でアイアン風の模様なものになった。
Chapter 21
- 1h 29′28″
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宇宙空間(?)のほむらが全身に纏うワンピースのようなものが、より広がる感じに。とくに左肩部や膝下スカート部の変化が目立つ。
- 1h 29′37″
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ほむらのワンピースのようなものが、より広がる感じに。
- 1h 29′46″ 〜 1h 32′39″
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まどかとほむらのワンピースのようなものが、より広がる感じに。
- 1h 29′51″
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ほむら作画修正。
Chapter 22
- 1h 32′46″
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まどかが消えた後、上映版では宇宙の星空→銀河(?)を遠くから見た構図→太陽系の惑星→地球→……という順番で画面が切り替わったが、2枚目の銀河のカットが削除され、その分他のカットの表示時間が調整された。
Chapter 25
- 1h 41′52″
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前のカット
だから私は戦い続ける……
から画面が切り替わる時に2秒ほどの暗転が入るようになった。上映版では、画面切り替わり後すぐに魔女文字が表示されていたが、パッケージ版では2秒ほど中央のソウルジェムのみが表示される状態になった。
魔法少女のシルエットや魔女文字が全体的に少し小さくなり、文字の行間も狭まった。
魔女文字による登場人物のセリフが下記のように一部変更された。
- 「WATASHI HOKENIIN NANDA(わたし 保健委員 なんだ)」 → 「WATASHI HOKEN GAKARI NANDA(わたし 保健 がかり なんだ)」
- 「KOUKAI NANTE ARUWAKE NAI(後悔 なんて あるわけ ない)」 → 「ATASHITTE HONTO BAKA(あたしって ほんと バカ)」
- 「HITORIBOTTIHA SABISHII MONNA(独りぼっちは さびしい もんな)」 → 文字色が赤から黄へ変更
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KEY ANIMATION NOTE VOLUME extra 始まりの物語/永遠の物語に1枚画のロングポスターが封入されているが、これは
わたし 保健 がかり なんだ
のみ修正されたものとなっている。なお、行間などの配置は上映版ともパッケージ版とも違う独自のものである。
Chapter 27(エンディング)
- 1h 45′50″
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背景
のクレジットに1人追加。
Chapter 28(新編予告)
- 1h 50′1″
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マミとほむらが戦うシーンが長くなった。上映版は遊園地の部分がなく、1h50m03sの壁の部分から始まっていた。