「まんがタイムきらら☆マギカ」vol.20 インタビューと「魔獣編」の感想

  • この記事は後半に「魔獣編」のネタバレがあります。

「まんがタイムきらら☆マギカ」vol.20 は創刊3周年ということで、6人のキャスト[1]とスタッフからのコメントが掲載、また本号からハノカゲ氏による「魔獣編」の連載がスタートしました。

  1. 蒼樹うめ×新房昭之の対談
  2. 魔法少女まどか☆マギカ [魔獣編]

蒼樹うめ×新房昭之の対談

§

「まど☆ナビ」では蒼樹うめ先生と新房昭之総監督の対談が掲載されました。個人的に気になったところを抜粋します。

  • (蒼樹)なぎさのキャラクター作りはまどか達の時とはまったく異なる。 (新房)話し合いで新キャラを出したわけではない。虚淵さんの脚本に居た。
  • (蒼樹)SuperGroupies(www.super-groupies.com) のまどマギコラボのバッグを頂いた。
  • (新房)まどかの記録全集的な本を出したい。宇宙戦艦ヤマトの記録全集を高校生の時に買った(全3巻、当時3万円)。
  • (新房)アニメ映画はファンが集まって面白さを共有するイベントである。
  • (蒼樹)漫画は兄に影響されて描き始めた。
  • (蒼樹)「まどか☆マギカ」の漫画を描いてみたい。 (新房)「まどか☆マギカ ORIGIN」ですか。

魔法少女まどか☆マギカ [魔獣編]

§

  • 以下、ネタバレがあります。

予想外の展開でした。

「魔獣編」と言うからには、TVシリーズ最終話〜叛逆前が描かれるものだとばかり思っていたのですが、それすら怪しい感じですね。

  • まどかと共に円環の世界に行ったはずのさやかがマミ、杏子と共に戦っている。
  • 逆にほむらは冒頭以外登場しない。マミのセリフで「日々魔獣と戦う少女達」はマミ、さやか、杏子の3人とあるので、たまたま第1話に出てこないわけではなく、既にキュゥべえの手に堕ちた、さやかに偽装している、この世界では円環に導かれているなど、何らかの事情がありそう。
  • さやかが「いいとこ見せちゃおうかなっ!」と初めて顔を見せるコマ、左手でマントの裾を押さえているのは何か意味があるのか(考えすぎかも)。
  • 「大物魔獣」が登場。他の魔獣とは姿形もまったく異なり、エヴァンゲリオンの使徒「ラミエル」のような幾何学的な外観。19ページ2コマ目で描かれている、ほむらがまどかから受け取ったリボンが光って変化(?)したときの形状に似ているが、関連はあるのか(考えすぎかも)。
  • 杏子は学校には通っていない(?) → 変身を解いたとき、マミとさやかは制服、杏子は私服。
  • 仁美はさやかに伝えたうえで恭介に告白した(?) → しかし明確には描かれていない。振られたかもしれないし、実は告白シーンのカットはさやかの想像でしかない可能性もある。

個人的には、まさかのさやか大活躍で嬉しい限りですが、その分、今後の展開に不安もあり。しばらくは次号発売を心待ちにする日々が続きそうです。

脚注

  • 1.

    なぎさ役の阿澄佳奈さんは無し。 ↩ 戻る