池上線で「7700系クラシックスタイル」特別運転

東急池上線が開業90周年だそうで、さまざまなイベントが行われています。

第3弾の一環として、本日10月6日に7700系クラシックスタイルの特別運行(www.tokyu.co.jp) が行われました。

「7700系クラシックスタイル」の特別運行を行ったデハ7710(7002)ほか3連

「クラシックスタイル」とは7700系のうち1編成について、先頭車正面の赤帯を剥がしてデビュー時の姿を少しだけ再現、ということらしいのですが、7700系化改造後に限っても目蒲線分断に伴うワンマン化工事などで大分姿が変わっています。目立つものだけを挙げるとこんなところでしょうか。

  • サハ7950形を抜いた3連化に伴い、デハ7700形へ24V蓄電池を搭載、デハ7800形へ空気圧縮機を搭載、100V蓄電池交換
  • 先頭車正面の母線ジャンパ(KE-6形)を撤去
  • 先頭車正面の非常扉を交換し、ワイパーも取り付けられる
  • 避雷器交換
  • 警笛交換(デハ7708は未交換)
  • 行先方向幕、運行幕のLED化
  • 各車側面上部に片側2か所ずつ車外スピーカーを設置
  • 運転台周り交換
  • デハ7800形に車椅子スペースを設置

今日の運転では4月から行われている赤帯撤去に加えて、正面窓のゴムを灰色に見えるようにしたり、行先表示を"方向幕"にするなどのほか、驚いたことに先頭車正面の車番が7000系時代の番号に変えられました(側面は変更なし)。一応ツッコんでおくと、当該車は7000系時代、旧6000系などと同じく正面の番号が小さいタイプだったので、正しい再現とはなっていませんが、現行車番プレートとの関係で難しかったのかもしれませんね。

さらに側面には「池上線90周年」とかかれたサボが掲げられましたが、東横線所属時代に使われていた「日比谷線直通」サボにそっくりの青色をしています。いやあ、懐かしい。

中間車(デハ7810)は大きな変化はないが、特別運転ではサボが掲出された