山中温泉に保存されている"しらさぎ"号とKS-33形台車

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大井川鐵道ナロ80形、スイテ82形のKS-33形台車を検証するの続きです。

大井川鐵道ではナロ80形、スイテ82形以外にもKS-33形台車を装備した車両がいました。そのひとつが6010系のクハ6061で、北陸鉄道より譲渡されたアルミカーです。

この車両は北陸線大聖寺駅と山中温泉を結ぶ北陸鉄道加南線で活躍していましたが、1971年の路線廃止にともない、相方の電動車モハ6011(北陸クモハ6011)ともども大井川へやってきたようです。

大井川鐵道の在籍中に前照灯増設、モハの主制御器換装などのほか、台車も交換されクハはD-16形からKS-33形となりました。この台車はナロ80形、スイテ82形と同じく枕ばねのオイルダンパ化が行われており、台車自体の形状からしても出自は東急デハ3700形かクハ3750形と思われます。2001年に廃車となりましたが解体はされず、2005年に故郷の山中温泉に移設のうえ保存されています。

昨年10月、この保存車(の台車)を見に、山中温泉を訪ねてみました。

ゆーゆー館への行き方

車両が保存されているのは石川県加賀市にある道の駅山中温泉ゆけむり健康村(yamanaka-onsen.com)。JR北陸線の加賀温泉駅から加賀温泉バス(PDF)(www.hokutetsu.co.jp)の栢野行きで35分ほどです。

最寄りの停留所「ゆーゆー館前」を経由する便は1日数便しかないのですが、菅谷を経由する便でも「こおろぎ町」から500mほどなので徒歩で10分もかからないでしょう。(時間があれば「山中温泉」停留所などから大聖寺川の渓谷を散策しつつ向かうのもお勧め!)

そのほか、1日1往復のみですが山中温泉と永平寺を結ぶバス(予約制)(www.yamanaka-spa.or.jp)も運行されているので、えちぜん鉄道と合わせての訪問に使えるかもしれません。

"しらさぎ"号を見る

以降は写真のみの紹介です。

全景

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写真1:クモハ6011
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写真2:クハ6061

台車

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写真3:クモハ6011の日車・D-18形台車
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写真4:クハ6061の扶桑・KS-33形台車

その他

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写真5:クモハ6011の東洋電機・ES-516形主制御器
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写真6:クハ6061の三菱電機・MG-54D形電動発電機(AC-3kVA, DC-3.5KW)

以上で東急デハ3700形、クハ3750形で使用されていたKS-33形台車をめぐる旅は終わりです。次回は余話として、大井川鐵道の廃車車両が履くKS-33形台車を見てみます。