譲渡車両の空気圧縮機

2009年7月更新

東京急行電鉄の車両|譲渡車両

東急電鉄からの譲渡車に搭載されている空気圧縮機(CP)のバリエーションを紹介します。

ギヤ式・DN型

D-2-N

旧モハ510形の一部など旧性能車に搭載されていたCP。複電圧対応を生かして旧5000系熊本電鉄譲渡車両にも積まれ、現在も活躍しています。

ベルト駆動式

3-Y-S

旧5000系グループで採用されたCPは、従来のギヤ式に変わってベルト駆動式となっており、独立した電動機と圧縮機がベルトで結合されています。

3-Y-S(長野電鉄向け)

長野電鉄に譲渡された旧5000系は、A基準対応化や、山ノ内線の急勾配対策による2両固定編成の主電動機交換などのほか、各種の冬期対策も行われ、CPには覆いが被せられました。下部には通気口が設けられています。

C-1000

3-Y-S形の改良タイプであり、6000系から7200系(デハ7300形)まで搭載され、後にデハ3450形やデハ3500形などにも広く普及しました。

譲渡車でも水間鉄道などで見ることができましたが、現在は弘南鉄道6000系と十和田観光電鉄モハ3603のみに残っています。

可とう継手式

HB-1500

7200系で採用され、後に7000系の一部にもC-1000形の交換という形で搭載されました。

電動機と圧縮機はゴム可とう継手によるもので、高圧・低圧それぞれ2つのシリンダを対向に配す基本構造は、後のHB-2000形HS-20形にも引き継がれました。

長津田車両工場のデワ3043は、入換車化後にCPを当形式に交換していますが、通常と表裏逆向きに取り付けられていました。

HB-2000(伊豆急行モハ8250形)

伊豆急行に譲渡された8000系は、クハ8000形、モハ8200形、モハ8250形にHB-2000形を積んでいますが、このうちモハ8250形は表裏逆向きに取り付けられています。

また、電動機は東急時代と同じく神鋼電機製と日立製作所製の2種類が存在します。写真は神鋼電機製のものです。