東急電鉄からの譲渡車に搭載されている空気圧縮機(CP)のバリエーションを紹介します。
旧モハ510形の一部など旧性能車に搭載されていたCP。複電圧対応を生かして旧5000系熊本電鉄譲渡車両にも積まれ、現在も活躍しています。
旧5000系グループで採用されたCPは、従来のギヤ式に変わってベルト駆動式となっており、独立した電動機と圧縮機がベルトで結合されています。
長野電鉄に譲渡された旧5000系は、A基準対応化や、山ノ内線の急勾配対策による2両固定編成の主電動機交換などのほか、各種の冬期対策も行われ、CPには覆いが被せられました。下部には通気口が設けられています。
3-Y-S形の改良タイプであり、6000系から7200系(デハ7300形)まで搭載され、後にデハ3450形やデハ3500形などにも広く普及しました。
譲渡車でも水間鉄道などで見ることができましたが、現在は弘南鉄道6000系と十和田観光電鉄モハ3603のみに残っています。
伊豆急行に譲渡された8000系は、クハ8000形、モハ8200形、モハ8250形にHB-2000形を積んでいますが、このうちモハ8250形は表裏逆向きに取り付けられています。
また、電動機は東急時代と同じく神鋼電機製と日立製作所製の2種類が存在します。写真は神鋼電機製のものです。