東急電鉄からの譲渡車に搭載されている電動発電機(MG)、静止形インバータ(SIV)のバリエーションを紹介します。
東芝、2.5kVA
旧3000系や旧5000系に搭載されていたMGで、旧5000系では主抵抗器を空冷する送風機が両端に繋がっているのが特徴でした。
現在は十和田観光電鉄モハ3603のほか保存車で数台が残っています。F形やG形なども存在しましたが、現存する個体は写真のものも含め、送風量を増加させたH形がほとんどです。
東洋、6kVA
6000系、7000系の東洋電機車に搭載されているMGです。
日立、7.5kVA
7000系日立車のMGで、現在は弘南鉄道大鰐線のみに残っています。
日立、90kVA
7200系のうち冷房車として登場した5次車および初期に冷改された車両編成の下り向き先頭車には、90kVAのMGが搭載されました。写真は海側から見たところです。
豊橋鉄道譲渡後、SIVへの置き換えが行われ、2009年に消滅しました。
小糸、1kVA
旧7000系は送風機の扇風機化に伴い、MG出力を60Hzに変換するコンバータ装置を取り付けており、現在でも北陸鉄道を除く譲渡先で見ることができます。
東洋、9kVA
主要機器は東芝製で統一されていた旧5000系ですが、福島交通と熊本電鉄譲渡車は降圧化のため、CPなどとともに換装が行われました。現在、熊本電鉄に残る2両には東洋電機製のものが積まれています。
MG調整器は新製されたものであり、オリジナルや寄せ集めが大半を占める床下機器の中でひときわ異彩を放っています。
東洋、5.5kVA
北陸鉄道に譲渡された7000系は足回りや床下機器が一新されていますが、MGも他社からの転用品に交換されました。なお、冷改車については各車床下に富士電機製のパワーユニットが搭載されています。
富士電機、30kVA
十和田観光電鉄に譲渡されたデハ7200形は、譲渡に際し富士電機製の電源装置を新設されて、従来の小容量MG(CLG-339形)は撤去されました。
東洋、75kVA
水間鉄道1000形のうち、非冷房車から改造されたデハ1002はMGを大容量タイプに換装しています。
また、50kVA-SIVを搭載していたデハ1008も、1000形への改造直後(2007年)にMGへ換装されました。
東芝
水間鉄道に譲渡後、現地で冷改されたデハ7101(現在のデハ1004)はBS-477のB形を搭載しますが、A形とは大きく異なる外観をしており、インバータ部の前面蓋が網目状に開口したものとなっています。
東芝、90kVA
東芝、90kVA