譲渡車両の補助電源装置

2009年12月更新

東京急行電鉄の車両|譲渡車両

東急電鉄からの譲渡車に搭載されている電動発電機(MG)、静止形インバータ(SIV)のバリエーションを紹介します。

東急で使用されていた小容量MG

CLG-107(MR送風機直結タイプ)

東芝、2.5kVA

旧3000系や旧5000系に搭載されていたMGで、旧5000系では主抵抗器を空冷する送風機が両端に繋がっているのが特徴でした。

現在は十和田観光電鉄モハ3603のほか保存車で数台が残っています。F形やG形なども存在しましたが、現存する個体は写真のものも含め、送風量を増加させたH形がほとんどです。

TDK-381

東洋、6kVA

6000系、7000系の東洋電機車に搭載されているMGです。

HG-533

日立、7.5kVA

7000系日立車のMGで、現在は弘南鉄道大鰐線のみに残っています。

東急で使用されていた大容量MG

HG-554

日立、90kVA

7200系のうち冷房車として登場した5次車および初期に冷改された車両編成の下り向き先頭車には、90kVAのMGが搭載されました。写真は海側から見たところです。

豊橋鉄道譲渡後、SIVへの置き換えが行われ、2009年に消滅しました。

東急で使用されていた扇風機電源装置

S11

小糸、1kVA

旧7000系は送風機の扇風機化に伴い、MG出力を60Hzに変換するコンバータ装置を取り付けており、現在でも北陸鉄道を除く譲渡先で見ることができます。

譲渡工事で換装された小容量MG

TDK-359

東洋、9kVA

主要機器は東芝製で統一されていた旧5000系ですが、福島交通と熊本電鉄譲渡車は降圧化のため、CPなどとともに換装が行われました。現在、熊本電鉄に残る2両には東洋電機製のものが積まれています。

MG調整器は新製されたものであり、オリジナルや寄せ集めが大半を占める床下機器の中でひときわ異彩を放っています。

TDK-366

東洋、5.5kVA

北陸鉄道に譲渡された7000系は足回りや床下機器が一新されていますが、MGも他社からの転用品に交換されました。なお、冷改車については各車床下に富士電機製のパワーユニットが搭載されています。

譲渡工事で換装された大容量SIV

CDA-021

富士電機、30kVA

十和田観光電鉄に譲渡されたデハ7200形は、譲渡に際し富士電機製の電源装置を新設されて、従来の小容量MG(CLG-339形)は撤去されました。

譲渡先で換装された大容量MG・SIV

TDK-3725

東洋、75kVA

水間鉄道1000形のうち、非冷房車から改造されたデハ1002はMGを大容量タイプに換装しています。

また、50kVA-SIVを搭載していたデハ1008も、1000形への改造直後(2007年)にMGへ換装されました。

BS-477(B)

東芝

水間鉄道に譲渡後、現地で冷改されたデハ7101(現在のデハ1004)はBS-477のB形を搭載しますが、A形とは大きく異なる外観をしており、インバータ部の前面蓋が網目状に開口したものとなっています。

BS-483(G)

東芝、90kVA

上田電鉄クハ7551は豊橋鉄道へ譲渡されましたが、搭載していた50kVA-SIVは換装されました。また、豊橋鉄道ク2807~2809は冷房電源用の大容量MGを搭載していましたが、前述のとおり2009年に置き換えが行われ、当形式に換装されています。

INV-006

東芝、90kVA

50kVA-SIVを搭載していた豊橋鉄道ク2806は、譲渡後にク2801~2805と同じ90kVAのSIVへ載せ替えられましたが、製造年が新しいためほかの個体とはインバータ部の前面蓋形状が異なり、網目状の開口面積が小さくなっています。