東急2000系以前の車両から板状金属横棒のカーテンが消滅か

今更なのでしょうが、ふと気づいたので。

東急電車の側窓にあるカーテンは、下端の金属横棒が丸形となっており、合成繊維(?)で囲われているものとなっています。

十数年ほど前に新型タイプが登場しましたが、これは下端の把手部分が板状で金属が露出したものであり、カーテン自体の材質が変わったこともあって下ろし操作が軽くなりました。新3000系2次車以降[1]は板状ながら、フリーストップ式ということもあってか在来車より大型の把手となっています。

板状横棒カーテン(デハ8254)
下端部拡大(デハ8254)
新3000系のフリーストップ式カーテン(クハ3007)

2005年から、優先席部分のカーテンが優先席マーク等の印刷されたものに変更されましたが、新3000系を除き従来の丸形横棒タイプが採用されたため、板状横棒の車両は2種類が混在する状況になっていました。

で、今年に入ってから気づいたのですが、いつの間にか板状横棒だった車両(の優先席以外の部分)も丸形へ再交換されていますね。2000系以前の車両は横浜高速鉄道のY000系を除き、確認した限りではすべて丸形になっていました。

譲渡車両でも交換例はあり、豊橋鉄道ではモ1803、モ1804、モ1807、モ1854、ク2804、ク2807の6両が板状横棒カーテンでしたが、全車交換済みです。一方、伊豆急行8000系はほとんど交換されていないように見受けられます。そのほか十和田観光電鉄のモハ7701、クハ7901も板状横棒カーテンでしたが、最近は乗車していないので未確認です。

脚注

  • 1.

    新3000系1次車も、目黒線での本格運用に際して2次車以降と統一されています。 ↩ 戻る